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う、動いた(涙&鼻水)

しょうがないなぁ…ほら、ハンカチ。
…え"?ちょっと待ってよ?!…

ボードが届いたんで、何はともあれ「とりあえず動かす」環境を作りだしました。通信対戦は時間かかりそうなのでとりあえずおいといて、NiosIIからエンジンをドライブ、通信はIDEコンソールから手入力で、とするならいちおうできそうなメドはついていたので、まずはこの線で動かそう、と決め打ち。エンジンのI/Fをそれ用に若干改造。それ用のSIML環境も整備。

次、Nios上のソフトを作る。まずは、初期局面の配列をソフトで持ち、これをエンジンにソフトからセット、エンジンを起動し、返った手を表示、だけのもの。とはいえこれが動けば、あとはregressionに対応したり手入力で対戦するのは比較的楽のはず。

変更したハードをコンパイル。以前のお試し合成では最大~14MHzだったので、入力xtal 50MHzを4分周して12.5MHzに設定。諸般の事情でNiosIIの方は別のクロックで25MHzになりましたが。これで毎秒625万局面、になるはず(以下6.25Mp/sと記)。

で、ハードを焼きこんで動かす…はずが、もろもろのトラブル続発でした。私はありとあらゆるトラブルに遭遇したが、その詳細はこのブログの余白には書ききれない。DLできないとか、JTAG通信できないとか、何かわからんけどとにかく動かん、とか。この時点では

            う、動かん(汗)

だったんですが。調査のためにModelSimのRTL Siml環境も覚えて立ち上げて、とかやって。でもまあそうこうしてるうちに本日午前10時ごろ、無事動きだしました。

テストは例によって進歩本②の問題37。ソフトにこれ書き込んであるので、まだ他のはやってません。最初はSIML時と同じ全幅1手、静止6手(うちではこれを「深さ7」と呼んでます。以下、静止6手は変えず)でやり、あっという間に終わる。SIMLでは40分かかるんですけどねぇ…で調子にのって次深さ14。25秒、0x08b0f539局面(fwdの数)で終了。2^20=1Mとすると、139M局面なんで、5.6Mp/sくらい。6.25Mp/sより少ないですが、まあJTAG通信のオーバーヘッドとかあるんでしょう、ということで、いちおう期待通りに動いてはいるようです。更に調子にのって深さ15では70秒368Mpos。深さ16で465秒2.7Gpos。だいたい5.5-6Mp/s程度は出るみたい。

深さについては、最初の記事に書いたとおり「ベスト手以外全部PRUNE」でやってますんで、普通の感覚とは違うかも。ただ、Bonaは4Mp/sで20手くらいまで読んでたっけ?まあこの辺は、こちらのチューンが未熟、なせいだと思います。

いちおうハードは動いたみたいなので、今後はデバッグが課題ですね。たぶんバグいろいろあると思うので…。FPGAが動いてる間は、まったくうんともすんとも言いません。ソフトと違って途中でメッセージ出したりとかしないので。465秒待つのはかなり不安なものがありました。ハングしたかな?とか。まあボードにはLEDや7SEGもあるので、若干の表示ができなくもないのですが、大した情報は出せないし。そんな環境で、いったいどうやってデバッグするのか?を次考えないと。

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コメント

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?
動作おめでとうございます

来た来た来た来たキタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !

さて、私も人のやってることに感心ばかりしていないで真面目にうさぴょん2をどうにかしなくては(--;

小宮さん、うさ親さん、ありがとうございます。
ようやく動いて私もひと安心はしておりますが、まあ速度だけあっても無意味で、将棋的な強さに結びつけないといけないので、その辺はまだまだ課題山積みでこれからと思っております。

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って、人の成果にばかり感心していてはいけないんですが…。 http://app. [続きを読む]

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