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人間対戦録(1)ボンクラ@敵陣

電王戦の発表以来、いろんなとこで様々な反響があるようで。私も当事者のかたわれとして、注目され話題にされるのは誠に嬉しい限りです。これから対戦までの間は、このブログには電王戦関連のことを書いていく予定です。まあもろもろのしがらみで書けないことも多々あるし、そもそも私の知らないことも多いんですが、私の一存で書ける範囲のことはどんどん書いていこうと思っております。

今回は、※会長が練習しているボンクラーズについて。
「自宅で練習できるようにしたい」とのご要望を受けまして、10/4に会長宅へ伺ってセットアップしてきました。PCは24の久米さんがみつくろってくれて、Core i7 990XのショップPC。まずこれにUbuntu Linux 11.04をインストールします。

Linuxインストールというのは、問題なくスムーズに終わることも多いんですが、うまく行かなくてトラブルシューティングにはまることもけっこうあります。ブートイメージを焼いたUSBメモリを持ってったんですが、運悪くブート中にハングしてしまってハマります。Windowsの方を立ち上げてググって調べ、起動オプションに 'nomodeset' を入れることで解決。その後もいろいろトラブルに見舞われ、午前から始めて結局4時頃までかかりました。

この990Xマシン上でボンクラーズの他に対局サーバ(shogi-server)も動かします。で、別のWindows PC に K-Shogi をセットアップして、これでshogi-serverに接続して対局してもらいます。2台使用、というのはこういうわけ。Linuxの端末で'+7776FU'、とか会長に打ってもらうわけにいかないですからね。

何が大変だったと言って、会長に使い方を伝えるのが大変w Windowsの普通の使い方はご存知なんですが、Linuxなんて当然触ったことないわけです。ですがボンクラーズを使うには、Linuxで端末を立ち上げてコマンド叩かにゃならない。まずshogi-serverを起動して、それから一局ごとにボンクラーズを起動する。なので、事前にできるだけ作業をスクリプトにまとめて簡単にして、かつ手順を文書に書いてまとめて、とかやりました。それでも、なにしろLinuxの端末の立ち上げ方とかシャットダウンのしかたとかまで書く必要があるので、A4フル1枚くらいに。

PC1台でもこれ。3台構成とかも当初考えたんですが、「使い方を伝えきれない」という理由であきらめましたw 6コアなので、マスター1コア、スレーブ1コア×5プロセス、で動かしてます。

 * * *

次回以降は
 - 対局条件
 - ソフト開発の現状・予定
 - 使用(予定)ハード
 - 棋力推定/勝敗予想
等についてぽつぽつ書いていこうかと思っておりますが、何か「これを聞きたい/知りたい」等リクエストありましたらお知らせください。ブログにコメント残すなり、あとそうですね、ツイッターで #電王戦、とかのタグはこっちが検索するようにしましょうか。これで書き込んでもらえれば読めると思います。多くの将棋ファンの皆様から注目されてるようなので、こちらもできるだけご期待にお応えしたいと思っております。サービス、サービスぅ

対局料のことなんかもほんとは書けるとみなさん興味あるんでしょうが、残念ながら私も知らないんですよね。あ私自身は対局料ゼロですよ。会長の方はなにがしかもらうはずですが、具体的にいくらなのか私も知りません。まあ仮に知ってても書けないかもしれませんが。そんな感じで、書けない/知らないこともあるかもしれませんが、そんときはあしからず。

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コメント

対局を楽しみにしています。ボンクラーズがんばれ!
で、ボンクラーズは対局料がないんですか?! 勝っても? それはひどいのではないかと。後進のソフトのためにドデカイ金額を要求してほしかったです。そのほうが夢があると思います。
あと1番勝負は少なすぎでは。100番、ゆずっても7番くらい見たいです。

応援ありがとうございますm(__)m
ドデカイ金額、ですか^^; いや私もできることならそうであってほしいんですがw
この辺次回記事書くときに触れてみたいと思います(週末かな?)

あとアイヨシさんのtwitterの質問も拝見しました。こちらも次回書いてみようかと思っております。

対局楽しみです。応援してます。
あからの時みたいに『キャラクター』作る予定は無いのでしょうか?

それから当然、このイベントは映画化ですよね。
キャスト
米長さん:真田広之
伊藤さん:織田裕二
監督はジェームズ・キャメロンで。

この名前だとキャラクターはあの3人しかありえないわけですが、著作権的に…

映画化てw
#個人的にはバートンの方が…
##いやS房で(ry 脚本うr(ry

>対局料がない

...のは痛い話ですが、その分(?)主催者に対局用のマシンを提供してもらうとかおねだりしてもよろしいのでは?

マシンはですね、勤め先(F社)が理解を示してくれてまして貸してもらえそうです。なんでそっちは心配ないんですが、今度は将棋会館の電力容量が…てな話をこれまた今してるところです。マシンもいずれ決まったら書きます。

個人的にはA級さんの場合、対局料とか貰わない方が楽な気もします…。
 <大きな対局料だと、副業禁止規定とかに引っかかったりとか、小さな対局料だとその為だけに確定申告しないといけなかったりとか(苦笑)。
 <会社には理解を得られておられるようなので、副業禁止規定にはひっかからなそうですが。

将棋会館の電力容量は…頭が痛い気がします。
以前もコンピュータ将棋選手権の会場を将棋会館から移す原因になったような記憶が。

とはいえ、対局の際に電気ストーブを持ち込むとかそう言った話も聞きますので、何台構成のクラスタに出来るのか? ということになるんですかね…。

もし1台だけだと「ボンクラーズ」らしくなくて残念です。

対局室にPCを置ければ、暖房代わりになりそうですが、人間にとっては"うるさい"ので、そうもいかないでしょうね。(PCが1kW使おうが、電気ストーブが1kW使おうが、発熱量は一緒。)

クラスターは、控え室において、指し手のみNotePCに送るのでしょうか。控え室は、暖房なしでも OK?

対局料は、雑所得すべて合わせて10万円以下なら、申告の必要はない(要確認)のでは。

まあ、対局料とか、"次"に関する契約事項が対スポンサーで あるとすれば、それを公開するのは難しいでしょうね。

将棋会館にコンピュータを置く必要なんてないと思いますよ。NASAに頼んでコンピュータを月に置いて、人類初の地球=月の間での将棋くらいにすればOK

>クラスターは、控え室において、指し手のみNotePCに送るのでしょうか

ご指摘の通り、騒音の問題でこうなると思います。ちなみにクラスタ(疎結合並列)にならないってことはないと思います。

対局料は…まあ正直、これで稼ごうとは思ってませんからね。もらえるならもらいますけど、金にならないからやらない、ってもんではないです。

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