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<title>Ａ級リーグ指し手１号</title>
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<title>おまじない2024/1</title>
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<description>この記事は無視して下さい。ココログフリーの規約で「１年間更新のないブログは更新不...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は無視して下さい。ココログフリーの規約で「１年間更新のないブログは更新不可能とする」となっているため、その対策としての更新です。(最終更新2025/12/28)</p>]]></content:encoded>



<dc:creator>A級</dc:creator>
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<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-d8fc.html">
<title>ボンクラーズの開発過程について書いた記事が掲載されました</title>
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<description>電子情報通信学会の通信ソサイエティ・マガジンというところから「ボンクラーズの開発...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>電子情報通信学会の通信ソサイエティ・マガジンというところから「ボンクラーズの開発ストーリーの記事を書いてほしい」という依頼を受けまして、書いたものが先日2019年春号(No.48)に掲載されました。当ブログからも読めるようにpdfを置いておきます。これ↓です：</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/files/bplus2019spring.pdf">記事「趣味で将棋ソフトを開発してたらいつの間にか名人越えちゃってました」</a></p>]]><![CDATA[<p>(C)2019 IECIE</p>

<p>御用とお急ぎでない方は宜しければ読んでみて下さいませ。左側の「資料館」のところにも同じリンクを貼っておきます。</p>

<p>個人の趣味で何らかの技術開発をするというのは、皆無ではないまでも相当マイナーなことなんじゃないかと思ってるんですが、そういう「趣味ならでは」の苦労、というのが一応のテーマになってます。（関係ない話もけっこうありますが。）</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>将棋プロセサ</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2019-03-07T14:25:35+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/pc-201710-80b5.html">
<title>PC新調～移行メモ 2017年10月</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/pc-201710-80b5.html</link>
<description>唐突ですが、先日Surface Proを買いました。今までは2010年に買ったデ...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>唐突ですが、先日Surface Proを買いました。今までは2010年に買ったデスクトップを使ってましたが、ファンの騒音がない、SSDで起動が速い、ロケフリで布団の中でも使える、等々かなりQOLが上がっています。</p>

<p>PCを新調した時にいつも頭が痛いのが、移行作業。環境やデータをできるだけそのまま旧マシンから新マシンに持っていきたいわけですが、これがなかなかめんどくさい。PC新調というのは普通数年に一回しかしないので、前回どうやったっけ？というのは大概忘れていて、前にやったことでもほぼ常に調べ直す羽目になります。今回の私の場合、週末のまるまる一日をつぶす羽目になりました。</p>

<p>というわけで、数年後にまたPC変える時に少しでも楽になるため、PC移行時に行った作業をまとめました。完全に自分用のメモですが、私と似たようなPCの使い方をしている人にはもしかすると参考になる部分もあるかも？</p>]]><![CDATA[<p>【新マシンで使う予定のアプリ】</p>

<p>以下のものを予定：<br />・Firefox<br />・Terapad<br />・Atom<br />・Dropbox<br />・iTunes<br />・Thunderbird<br />・VirtualBox<br />・Ubuntu on Windows</p>

<p>旧PCにはもっといろいろインストールされているのだが、自分の今のPCの使い方を振り返って、これだけあれば足りそう、と判断。このうち、iTunesとThunderbirdについては、旧マシンのデータをそのまま新マシンに持っていきたい。その他は、まっさらから使い始めることを想定。</p>

<p>VMに関しては、旧マシンで使っていたVMは引き継ぎたいものはないので、一から作り直すつもり。そもそも旧マシンではVMWare Playerを使っていて、今度は（会社のMacと合わせようと）VirutualBoxに変えるつもりなので、VMイメージは使えないものと思っていた。検索してみたらどうやらそれ用の移行ツールみたいのもあるらしいが、まあハマるかもしれないし、また旧マシンのVMはUbuntu 14.04だったのだが今度は16.04にしてみようかと思ったのもあり、今回はそのようなツールは使っていない。</p>

<p>【旧マシン上でやること】</p>

<p>A-1)新マシンですぐ使いそうなファイルのリストアップ。うちの場合だと、家計簿にしているエクセルファイルとか。これは網羅的である必要はなく、多少抜けがあってもよい、当面思いつくものだけでよい。次項参照。</p>

<p>A-2)データのバックアップ。使うデータは当然新マシンにコピーする必要があるが、どのデータが必要でどれが必要でないか、を区別するのもそれ自体時間がかかる。なので、何も考えず、明らかにもう不要になったもの以外は全て外付けHDDにコピーしておく。Windowsバックアップ用に使っていた3TBのHDDにまだ1TB以上余裕があるので、これに全部コピー。200GBくらい。こうしておけば、新マシンに持っていくのは当面必要になるとわかったものだけを持っていき、後から必要があったらコピーしていけばよい。</p>

<p>なおDropboxみたいなクラウドストレージをこの目的に使うのはセキュリティ上不安なのでしない。というか無料版なので全部載せる容量はないけど。また、旧マシンでWindows バックアップは月に一度やっていたのだが、あれのデータはどうやら個別のファイルを取り出せるようにはなってない模様（中をのぞくと、多数のzipファイルがあり、フォルダ構成は元のと同じでない）。これでは必要なファイルを必要な時に見つけられないので、普通のファイルコピーでバックアップし直した。</p>

<p>A-3)Thunderbirdのメールの整理と場所の特定<br />メールもまあ全部コピーしてもよいのだが、容量がかなりあるし、明らかに不要な広告メールの類もかなりの部分を占めているので、そうした不要なメールは簡単にわかる範囲で（＝あまり選別に時間をかけずに）削除。その後、容量を減らすため、ごみ箱を空に。更に「フォルダの最適化」を実行。</p>

<p>さてメールデータのバックアップだが、Thunderbirdでは通常以下の場所にデータがある(Windowsの場合）：<br />C:\Users\&lt;username&gt;\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\&lt;ランダムっぽい文字列&gt;.default</p>

<p>でPC移行時には、このフォルダをそのままコピーし、上のパス中の…\Thunderbird にある profiles.ini でそのランダム文字列を書き換えればよい、と少し検索すると出てくる。ただし自分はどっかの時点で「ローカルフォルダ」の場所を書き換えてしまっているので、その場所(c:\ThunderbirdMails、とかそんなの)もメモしておく（後で新マシンにコピー）。ちなみにこれがめんどくさいので（前回の移行時もここ苦労した記憶がある）、ローカルフォルダをその&lt;ランダム&gt;.defaultの下に戻せないかと思っていくつか試してみたのだが、うまくいっていない。なので、….defaultとローカルフォルダの両方をコピーする。</p>

<p>参考：<a href="https://support.mozilla.org/ja/kb/moving-thunderbird-data-new-computer">Thunderbird のデータを新しいコンピュータに移動する</a></p>

<p>A-4)iTunesの移行準備<br />iTunesのデータは、大半はiTunesのフォルダに入っているのだが、ネットから拾ってきたmp3をiTunesに読み込んだりすると、mp3ファイル自体は元の場所（「ダウンロード」とか）のをそのまま使い、iTunesフォルダの下にはない。そこで、<br />「ファイル」&gt;「ライブラリ」&gt;「ライブラリを整理」&gt;「ファイルを統合」<br />とやると、iTunesフォルダの外にあったmp3ファイルをiTunesフォルダの下にコピーしてそこのmp3を見るようにしてくれる（元のmp3も残っている）。こうしておいたうえでiTunesフォルダを丸ごとコピーしておけば、全てのmp3が含まれるようになる。</p>

<p>参考：</p>

<p><a href="https://support.apple.com/ja-jp/HT201625">iTunes メディアライブラリを管理およびバックアップする</a><br /><a href="https://support.apple.com/ja-jp/HT204318">iTunes ライブラリを新しいコンピュータに移動する方法</a></p>

<p></p>

<p>【新マシンでやること】</p>

<p>B-1)ファイルのコピー<br />上記A-1)でコピーしたファイルを新マシンへコピー。</p>

<p>B-2)各アプリのインストール<br />上述の8つのアプリのうち、Ubuntu on Windows以外 - Firefox/Terapad/Atom/Dropbox/iTunes/Thunderbird/VirtualBox - をそれぞれダウンロードし、インストール。これらは各アプリ名で検索すると簡単にダウンロード先が見つかるし、インストールのしかたも簡単である。Ubuntu on Winについては後述。Dropboxについてはアカウント名とパスワードを用意しておく。なおFirefoxにも今はアカウントというのがあって、これを使うと複数マシンで（家と会社とか）タブの構成とかを同期できるらしいが、ブラウザのタブくらい大した手間でもないので（自分が使ってるのはタブ10個程度）、自分には不要と判断した。</p>

<p>Firefox/Terapad/Atom/Dropboxについては、インストールした後は普通に使うだけで、特に旧マシンからのデータをセットアップすることはない(Firefoxのタブの設定は手でやった; Atomはカスタマイズはしてなくてデフォルトのまま使ってる; Dropboxはログインさえすれば勝手に同期してくれる）。残りのThunderbird/iTunes/VirtualBox/Ubuntu on Windows について以下に書く。</p>

<p>B-3)Thunderbirdのセットアップ<br />上記のA-3で用意した xxx.default とローカルフォルダ用フォルダをコピー。A-3)中に記したように、パス中の …/Thunderbird にある profiles.ini で xxx.default に書き換える。ローカルフォルダ用フォルダは、旧マシンにあったのと同じ場所（パス名）に置く。こうしておいてからThunderbirdを起動すると、旧マシンと同じメールが見える。</p>

<p>B-4)iTunesのセットアップ<br />iTunesをインストールしたら、まっさらのiTunesフォルダができているが、これを削除し、旧マシンから持ってきたiTunesフォルダを同じ場所にコピーする。こうしておいてからiTunesを立ち上げると、旧マシンと同じ曲が見える。なお自分はiTunesは音楽にしか使ってないので、他（ビデオとか）のことはわからない。</p>

<p>B-5) VirtualBoxの注意点<br />VirtualBoxについても普通にインストールして使うだけで、何か旧マシンからの移行で特別なことがあるわけではないのだが、ちょっとつまづいた点があったので書いておく。</p>

<p>Ubuntu 16.04 をVirtualBoxにインストールしようとしたのだが、最初 Ubuntu Japanese Team の方のisoを使った（Googleでもbingでも、本家UbuntuよりJapanese Teamの方が検索結果で上に出てくる）ら、動かなかった。原因不明なのだが、もしかして？と思い、本家Ubuntuの方のisoを使ったら問題なくインストールできた。今のとこ日本語は表示のみでIMEが動いてないが、まあVM上で使うぶんにはwin側で入力したのをコピペすればよいのでそう困らないと思う（やろうと思えばできるのだろうけど、調べる必要を感じてない）。</p>

<p>VMを使ううえで最低限必要な作業としては、<br />- Guest Additionsのインストール。メニューの’デバイス’に’Guest Additions CDの挿入’というのがあるのでそれをやる。そうすると「実行ファイルを実行しますか？」と聞いてくるのでyesと答えると自動でインストールしてくれる。これは次の共有フォルダを使うために必須。<br />- 共有フォルダの設定。VMとホストの間でファイルのやりとりをするためのフォルダを設定する。メニューの「共有フォルダ」から設定を選び、やりとりに使うためのフォルダを選択。xxxという名前だとすると、VM上では/media/sf_xxx という場所になる。ここは普通のユーザでは見えないので、<br />sudo adduser &lt;username&gt; vboxsf<br />として、見る権限を持つvboxsfグループに入っておく。 </p>

<p>B-6)Ubuntu on Windowsのセットアップ<br />インストール方法はこの記事を参照：<br /><a href="https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1069839.html">Microsoft、Windows 10用「Ubuntu」を“ストア”でリリース</a></p>

<p>「設定」で「Windowsの機能の有効化」で検索すると出てきた。そこで「Linux Subsystem」を有効化、再起動。再起動し、ストアでUbuntuを選択すると、Windows Fall Creators Updateをインストールしろとなる。私が買ったSurface ProはFall Creators Updateが出る前のものらしい。でwindows自体をアップデート。そののちもう一度ストアから”Ubuntu”を探してインストールするとできた。</p>

<p>なんでVMとUbuntu on Winと両方いるのか？と思われるかもしれないが、私の使い方としては、VMの方はソフト開発やサーバのテスト用、ネイティブの方はちょっとした作業やスクリプトを動かすためのもの、という感じ。cygwinの代わり、と言えばわかる人にはわかるか。旧マシンではcygwinを入れていたのでubuntu on winはそう必要でなかったが、今回は逆にcygwinは入れないことにした。いやcygwin開発陣には今までの貢献に大感謝ですけど。ちなみにUbuntu on Winのバージョンは（今は）16.04相当なのだが、標準ではpython3はあるがrubyはない。apt-get install ruby とするとruby2.3が入る。あとbuild-essential, cvsあたりをapt-getした。</p>

<p>.</p>

<p>…　といったところです。PCの使い方はほんとに人それぞれなので、上の文章が全く参考にならないという方も多いと思いますが、似たような使い方をしている人もおそらくそれなりにいるかと思いま…　いや、いるのかなぁ？</p>

<p>ちなみに前回(2010年)までは、PC買うごとにディスクのパーティションを切ってLinuxとのデュアルブートにするという作業がありまして、これが一歩間違えるとwinの方までおしゃかにしてしまうという大変危険な作業だったため、かなり神経を使っていました。今回はここがVMだけで済むためこの作業がなくなり、かなりありがたみを感じています。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>パソコン・インターネット</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2017-10-25T00:15:40+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-1e67.html">
<title>歴史の審判</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-1e67.html</link>
<description>昨日2/27の将棋連盟臨時総会で、青野・片上・中川の３理事の解任が決まりました。...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>昨日2/27の将棋連盟臨時総会で、青野・片上・中川の３理事の解任が決まりました。私の裁判と直接関係あるわけではありませんが、（多少大げさに言うならば）裁判の歴史的評価に絡む話ですので、記録を残す意味でコメントしておきます。</p>]]><![CDATA[<p>このブログに書いてきた通り、私と連盟との関係は、2011年10月～13年5月の間は電王戦関連でいろいろトラブルがあり、13年6月～14年12月は裁判絡みのやり取りをしていました。13年5月までは、いくつかトラブルはありつつも少なくとも表立って連盟を批判することは避けていましたが、13年後半の裁判前のやりとりを通じて彼らに見切りをつけ、13年12月から公に全面対決のスタンスになりました。</p>

<p>でそれ以来、私は将棋クラスタから猛バッシングを受けてきました。曰く、お前が悪い、連盟が正しいに決まってるだろう、と。いやまあもちろん、きちんと私の話に耳を傾けて応援して下さる方も少なからずいたのですが、どうだろう、体感で半分以上は私に批判的かなと思っていました。まあ（本当かどうかわからないですが）工作員みたいなのがいるとかいう話もありましてｗ、批判は実態以上に多く見えてるみたいな話も聞きましたが、いずれにせよ私に批判的な人の割合は将棋クラスタ中それなりに多かったのは事実だと思います。裁判に勝ったことでだいぶ空気は変わりましたが、それでもまだ批判する人は根強くいて、つい５か月前、裁判終了から１年半以上経った16年9月の<a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e24a.html">藤井新四段昇段の際</a>にもまたバッシングの嵐が吹き荒れました。</p>

<p>誤解のないよう明確にしておきますが、私は、私を批判した人たちについて全く怒ったり恨んだりはしてないです。むしろ、私を批判するのも無理ないのだろうな、と考えていました。多くの将棋クラスタ民にとって、当時の私はつい最近目立つようになった新参者です。皆さん、私のことをよく知ってるわけではない。それに対して、プロ棋士のことは長年見てきてよく知っている。いや実際には、メディアでよく見かけるというだけで中身まで知ってたわけではないのですが、人間というものは、姿をよく見るだけでよく知っているような気になるものです。</p>

<p>そんな状況でプロ棋士と私が対立したら、よく知っている方を応援したくなるのは人情です。棋士が悪いはずがない、俺は/私は彼らをよく知ってる。伊藤の言うことだけ聞いてると彼が正しそうに思えるが、きっと嘘をついてるんだろう。おそらく多くの人がそんなふうに考えたのだろうと思います。</p>

<p>…とそういうふうに思ってますので、最近ブログコメントやツイッターでわざわざ謝罪して下さった方もいらっしゃるのですが、ほんと気にしてませんのでお気遣いなく。</p>

<p>実際、私自身はというと、いくら批判されてもほとんど気になりませんでした。裁判に関しては自分の方が正しいことに確固たる自信がありましたから。私は電王戦と裁判を通じて、連盟とかなり深いやりとりをしてきました。その中で連盟の実像を知りました。人の本当の姿は、そうやって深く関わらないとなかなかわからないものです。ですから私を批判する人たちに対しては「ああ、彼らは連盟と本当の意味で関わったことがないから、彼らの実態を知らないんだな、ならしょうがないな」という感覚でいました。</p>

<p>もちろんそうは言っても、誤解を解けるならば解くに越したことはありません。しかし、裁判後もなお私に批判的な人たちに対して、誤解を解く術は思い付きませんでした。彼らは前述の通り、棋士が悪いはずがないと頭から思いこんでいる。そういう人に対して私がいくら正論を言ったって、聞いてくれないわけです。</p>

<p>そういうわけで、誤解に対してはなす術がない。また一方、将棋クラスタの一部から憎まれてたって、私としては実害あるわけでもないし大して困りもしないわけです。なので、まあ解けるなら解きたいとは思うけど、どうしようもないし、別に困らないのでこのままでいっかー、というのが裁判後の自分への批判に対する私のスタンスでした。で、正直これが改善することももうないんだろうなと思っていました。</p>

<p>…と思っていたところへ、降って湧いたような今回の冤罪事件です。私は連盟のアホさ加減は骨身にしみてよく知ってる一方、棋士個人には特に恨みがあるわけでもなく、特に三浦さんは電王戦で話したこともあり、最初から三浦持ちでこの件は追っていました。すると、ネットの反応で「連盟腐ってるな、やっぱ伊藤正しかったじゃん！」「伊藤はこんな連中を相手にしてたのか、そりゃ大変だわｗ」みたいな発言がちらほら出てきて、オォッと思っていたわけです。いやソースは2chだけじゃないですよ？ｗ　ツイッターやブログコメント等でもけっこうそういう意見を観測しました。</p>

<p>そうこうしているうちに連盟の対応は悪手に悪手を重ね、今や「連盟は悪」は将棋クラスタ全体の総意となりました。つまり、上に書いたように「棋士が悪いはずがない」と頭から思いこんでいた人たち、私には手の施しようがなくて説得を諦めていた人たちが、はからずも考えを改めてくれたわけです。</p>

<p>それに伴い、将棋クラスタの私への反応も相当変わってきました。10月以降何度か冤罪事件関連のツイートをしましたが、以前は私が将棋関連のツイートをすると必ずと言っていいほど文句をつけてくる人がいたのですが、それが目に見えて減ってきました。で逆にRTや同意のコメントが増えてきた。本当にありがたいことです。</p>

<p>現時点(2017/02)で未だに電王戦や裁判関連の件で私に批判的な将棋クラスタ民は、おそらくかなり少数でしょう。（私の政治的スタンス等が嫌いな人はいるかもしれませんが、それはまた別の話ｗ）もちろん世の中いろんな人がいるので、今もアンチ伊藤な人も皆無ではないでしょう。冤罪事件の方でも、あれだけはっきり第三者委が否定したにも関わらず、まだ三浦クロと言ってる人もいるくらいですから。ですがそういう人たちは、もう実質ほとんど目立たないくらいの少数派になってると思います。そして逆に私の発言にシンパシーを感じる人が増えてくれている。9月に炎上した藤井新四段の件についても、当時はめちゃくちゃ叩かれましたが、今の時点でもまだ「彼はプロになるべき」と考える人はだいぶ減っているでしょう。仮に私があの発言をしたのが今だったとしたらほとんど叩かれないと思います。冤罪事件が発生した16年10月以前の状況を思うと、私としては望外の状況というほかありません。</p>

<p>本当に、声を大にしてお礼を言わせてください。</p>

<p><span style="font-size: 1.4em;">渡辺明さん、ありがとう。あなたのおかげです。</span></p>

<p>さて、理事解任の件です。連盟の理事は2年に一度、5～6月頃開催される棋士総会で選挙によって選出されます。ですから私が相手としていた連盟理事は、11年選出の理事と13年選出の理事になります。<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B0%86%E6%A3%8B%E9%80%A3%E7%9B%9F">ウィキペディア「将棋連盟」</a>によりますと、11年：米長、谷川、東、田中寅、北島、13年：谷川、青野、東、島、中川、片上となっています（棋士の理事のみ）。15年の選挙では13年の棋士理事は全員再任されたようです（佐藤秀のみ追加？）。</p>

<p>電王戦の時はやりとりしたのは谷川・北島の２名でした。裁判では弁護士を通じてのやりとりだったため誰が主導していたかははっきりわかりませんが、裁判で訴えられるというのは連盟としては相当な重要事項でしょうから、程度の差はあれおそらく理事全員が関わっていた（少なくとも理事会で全員で議論はした）だろうと推測します。</p>

<p>私が対決した理事たちは今どうなっているか？北島棋士は13年から理事を外れています（落選したのかそもそも立候補しなかったのか覚えてないですが）。13年選出の理事はその後居座り続けていましたが、少し前に谷川・島、そして今回青野・片上・中川の各理事が退任/解任となりました。</p>

<p>裁判に対応した13年選出の理事たちの常軌を逸した主張についてはこのブログに色々書いてきまして、彼らは明らかに公益法人の理事としては不適格だと私は考えていました。それが今回、過半数の棋士が私と同様の考えを持つに至ったわけです。私が対決した理事たちを棋士達自身が悪であると認めた、それが総会の投票結果という歴史的事実として残った。そのことを将棋クラスタが目の当たりにし、深く認識した。この事実を、私は歓迎します。</p>

<p>まだ一人、東理事が残っていますが、彼はどうして解任されなかったのか？事情は知りませんが、彼は今回の冤罪事件にそれほど関わっていない、と棋士たちに判断されたのでしょうか。私も裁判の時に彼がどう関わっていたかわからないのですが、少なくとも東理事がこれこれのことをしたという話は耳にしていません。こう言ってはなんですが、「影が薄かった」のでしょうかね。ですので、このうえ彼を糾弾するとかいうつもりは毛頭ありません。まあ11年からずっと理事会にいながら、私の裁判でも今回の冤罪事件でも止められなかったってのは理事としてどうなの？と多少思わないでもありませんが、そういう不作為の罪はともかく、東理事個人にどうこうという思いは全くありません。東氏以外の５人が全て辞めた、そちらの方が重要、という認識です。</p>

<p>先に、私を批判していた人を恨んではいない、と書きました。それは本当に、心からの本心です。ただ、恨む/怒るということと、正しい/間違いの判断は別です。次のことは改めて明確にしておきます：電王戦及び裁判に関して、</p>

<p>　私は正しかった。<br />　私を批判した人たちは間違っていた。</p>

<p>この事実は歴史的記録として、しっかり残しておきたいと考えます。私としては、この事実に多くの人が賛同してくれるようになった、というのが今回の冤罪事件の思わぬ大きな収穫でした。（収穫、というと、被害を被った三浦さんには申し訳ないですが。）いやもちろん、私に言わせればそんなことは裁判に勝った時点で確定していた、と言いたいのですが、裁判後も多くの人がそれを認めようとしなかった。それが今回の事件を機に、大多数が認めてくれるようになった、ということです。</p>

<p>さて、今後はどうなるのか？私は今まで、連盟は敵、と認識していました。しかし前にも書いたように、「連盟」とくくっていますが、実体はやはり個人の集合で、特に理事たちの考えが「連盟」という組織の行動を決めていた、と考えています。で、私が敵と認識していた理事会メンバーがほとんど辞め（させられ）てしまった現在、もはや私の中では連盟＝敵という認識はほとんどなくなっています。今後は新しい理事会メンバーが運営していくでしょう。それがどういうものなのか、現時点ではわからない。改善されるかもしれないし、今までと変わりばえしないかもしれない。今のところは判断保留、というしかありません。</p>

<p>ただ現在の私にとっては、連盟は敵でもありませんが、興味もありません。プロの棋戦からは13年後半から離れており、今ではもう全く関心がありません。個人的には、今後は「無関心」になっていくと思います。別に将棋というゲーム自体が嫌いになったわけではなく、対局をする時間こそありませんが、今でもすき間時間に時々詰将棋を解いたりはしています。ただ、プロ棋戦はいらない。別に私に限らず、一般の将棋ファンの多くにとってもうプロ棋士という存在の価値がほとんどなくなっている。棋士をおとしめるために言ってるとかでなく、純粋に客観的状況認識としてそう思っています。シビアな話ですが。</p>

<p>連盟の方はどうか？理事解任の件は、やらないよりはマシだったとは思いますが、いかんせん遅すぎたなあ、と思います。裁判の時に13年選出理事がダメであることは判断できたのだから、15年理事選では彼らを落とさなくてはならなかった。棋士たちは、それをしなかったばかりに、冤罪事件を招いてしまったわけです。ほとんどの棋士には私は恨みはないので気の毒とは思いますが、残念ながら選挙で投票した棋士たち自身の自業自得というほかありません。今後プロ棋界は衰退の一途を辿るだろうと私は予想しています。何年後になるかわかりませんが、彼らの再就職がうまくいくことを陰ながら祈っています。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>裁判記録</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2017-02-28T23:22:27+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-e1fe.html">
<title>フレンズたちに会える動物園の一覧</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-e1fe.html</link>
<description>【追記 2017-04-05】　7話-12話に出てきたフレンズの情報を追加しまし...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>【追記 2017-04-05】　7話-12話に出てきたフレンズの情報を追加しました。記事の末尾をご覧ください。</p>

<p></p>

<p>アニメ「けものフレンズ」の大流行の影響で、各地の動物園にフレンズを見に来る入園者が増えているそうです。そういう話を聞くとすぐつられて行きたくなる私ですが、いざ行こうとすると、「はて、どこの動物園にどのフレンズがいるのだろう？」となります。そこでいろいろ調べましたので、以下にその情報をまとめておきます。</p>]]><![CDATA[<p>まず、動物園ってどこにどんなのがあるのか？です。上野や多摩等、有名どころは知っていますが、それ以外となると近くにたまたまある所くらいしか知らなかったりするものです。動物園の一覧は、「動物園　一覧」とかで検索するとすぐ見つかります。いくつかありますが、２つほど挙げてみます。</p>

<p>・<a href="http://zoomania.jp/zoo/">ズーマニア</a><br />・<a href="http://doubutsuen.net/list.html">動物園に行こう！！</a>　</p>

<p>なぜか微妙に載っている園が違います。なぜだろう？ちなみにこれは両方日本国内対象。世界の動物園リストもあるようですが、とりあえず国内限定で。水族館も同様にすぐ見つかりますし、上のズーマニアのサイトでは別タブで水族館リストもあります。</p>

<p>次に、それぞれの動物園にどの動物がいるのか？です。これを調べるのは大変かも…と最初思ったのですが、調べてみると、なんと！　ズバリ、動物園横断でどこに何がいるかが一発でわかるサイトがありました。これです。</p>

<p><a href="http://www.jaza.jp/animals/zukan.php">日本動物園水族館協会</a>　</p>

<p>これはマジすごいです。ただ「日本動物園水族館協会に加盟している動物園や水族館」が対象とのことなので、若干漏れがあるかもしれませんが、まあ少なくともメジャーなところは加盟しているのでしょう。動物名からでも、動物園からでも引くことができます。</p>

<p>さてフレンズです。<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA#.E3.83.A1.E3.82.A4.E3.83.B3.E4.BA.BA.E7.89.A9">「けものフレンズ」のウィキペディア</a>にアニメに登場した動物の一覧が載っています。</p>

<p>フレンズの名前で上記の日本動物園水族館協会サイトで検索すると、たとえばサーバルがいるのは</p>

<p>&nbsp; &nbsp; 円山動物園、多摩動物公園、羽村市動物公園、東山動物園、<br />&nbsp; &nbsp; アドベンチャー、神戸どうぶつ王国、徳島動物園、<br />&nbsp; &nbsp; とべ動物園、わんぱーく、福山動物園</p>

<p>である、などとわかります。</p>

<p>この調子で全部のフレンズのいる動物園を列挙してもいいのですが、それではさすがに見づらくなりますので、主なフレンズについて検索した結果を表にしてみました。この表にないフレンズを見に行きたい方は、日本動物園水族館協会サイトで検索していただければと思います。スナネコ、オーロックス、ヘラジカ、ロイヤルペンギンについては、サイトの検索では見つかりませんでした。日本の動物園にはいないのかもしれません。ツチノコは…まあいなくて当然でしょうね…</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo1.png"><img class="image-full" alt="Zoo1" title="Zoo1" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo1.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo2.png"><img class="image-full" alt="Zoo2" title="Zoo2" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo2.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo3.png"><img class="image-full" alt="Zoo3" title="Zoo3" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/02/19/zoo3.png" border="0" /></a>
</p>

<p>いかがでしたでしょうか？これを参考に、お近くの動物園・水族館に足を運んでみませんか。</p>

<p>なおこの記事を書いている2月19日現在、私は6話までしか見てません。7話以降に出てきた主な動物も後ほど追記していく予定です。</p>

<p>動物園業界（？）側からすると、今回のブームはまさに千載一遇のチャンスではないでしょうか。一部の動物園ツイッターアカウントなどでは今回のブームに乗って発信しているところもあるようですが、動きの見られないところも多そうです。動物園業界の方々も、ぜひこの機会に宣伝されるとよいのではないかと思います。</p>

<p>…なんてことはまあどうでもいいのですけどね。みんなもフレンズにあいにきてねー！たのしーよー！</p>

<p>P.S. 動物園・水族館関係の皆様：もし記載事項に誤り等ありましたらご指摘いただけますと幸いです。修正等ありましたら可能な限り迅速に対応していこうと思っております。</p>

<p></p>

<p>【追記 2017-04-05】</p>

<p>7話-12話に出てきたフレンズの情報を追加しました。</p>

<p>アフリカオオコノハズク、マーゲイ、ギンギツネ、アリツカズラは残念ながら国内にはいない模様です。はかせ…</p>

<p></p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_1b.png"><img class="image-full" alt="Zoo2_1b" title="Zoo2_1b" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_1b.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_2b.png"><img class="image-full" alt="Zoo2_2b" title="Zoo2_2b" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_2b.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_3b.png"><img class="image-full" alt="Zoo2_3b" title="Zoo2_3b" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_3b.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_4b.png"><img class="image-full" alt="Zoo2_4b" title="Zoo2_4b" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_4b.png" border="0" /></a>
</p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_5b.png"><img class="image-full" alt="Zoo2_5b" title="Zoo2_5b" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/04/05/zoo2_5b.png" border="0" /></a>
</p>

<p></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>アニメ・コミック</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2017-02-19T18:39:31+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-00f4.html">
<title>「浅い評価値を深い評価値に近づける学習法」誕生の背景</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-00f4.html</link>
<description>もうすぐ電王トーナメントです。私はコンピュータ将棋開発から手を引いてもう４年以上...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>もうすぐ電王トーナメントです。私はコンピュータ将棋開発から手を引いてもう４年以上経ちまして、最新の技術動向はあまり追ってなかったのですが、最近どんなふうになってるのだろうかとふと思い、先日アピール文書をざっと眺めてみました。すると「浅い探索の評価値を深い探索の評価値に近づける学習法」が大流行しているようでちょっと驚きました。</p>

<p>これは2013年にNineDayFeverが始めた手法ですが、実はこのアイデアは、F研におけるNDF作者の金澤さんと私の会話から出てきたものです。このアイデアが誕生した時の様子を記しておきます。</p>]]><![CDATA[<p>以前にこのブログにも少し書きましたが（本ブログの14年2月～5月あたりのバックナンバーを参照）、2011年8月頃から12年3月初めにかけて、F研究所でコンピュータ将棋を（業務として）研究しよう、という動きがありました。これは12年3月に「やっぱりやらない」という結論になり、非常に短命に終わるのですが。</p>

<p>私はそれまで別部署で半導体のマーケティングをやっていたのが、11年11月から、業務としてコンピュータ将棋を研究するために研究所に移籍してきました。それまで研究所では将棋などやっておらず、私が所属するべき適切な部署はありませんでした。それで、研究所側で私をひっぱってきた（以前のブログ記事でいうところの）Gさんのいる部署にとりあえず入ることになりました。その部署の研究テーマとして新たにコンピュータ将棋をやることになったので、私の他にも、その部署の中で興味を持った有志の研究者数名がコンピュータ将棋を始めました。その中でいちばん強くコンピュータ将棋に興味を示したのが金澤さんでした。この時点では金澤さんをはじめ他の人たちもコンピュータ将棋のことはほとんど知らず、私が講師となってコンピュータ将棋概要の説明会をやったりしました。</p>

<p>とは言っても、私と彼ら新規参入者が一緒に何か研究したというほどではありません。私は12年1月までは第１回電王戦（対米長戦）の準備にかかりきりだったし、電王戦の後は今度は5月のWCSCに向けての開発で手いっぱいでした。新規参入者たちの研究的興味は主に機械学習で評価関数の精度を上げることでしたが、それはかなり時間がかかると予想され、WCSCまでに結果が出るとは思えません。なので私は、WCSCまではそちらに労力を取られたくなかったので、「5月までは基本私一人でWCSC向け開発に専念させてほしい。他の人たちの機械学習の試みには、自分は直接労力はさかないが、相談に乗ったりアイデア提供くらいはする」ということにさせてもらいました。そういうわけで、私は私で一人で作業する、他の人たちは機械学習をやる、ただし時々ミーティングをやってアイデアを議論したりする、という感じで進めていました。</p>

<p>他の人たちは機械学習については専門家ですが、コンピュータ将棋のことはほとんど分かっておらず、機械学習を利用して何ができるか、を模索している状態でした。少なくともこの時点では、将棋で勝つこと自体よりも、研究のネタ探しという意味合いの方が強かったです。研究所というところは、「研究のネタ探し」がけっこう重要かつ大変なのです。将棋に食いついてきたのも、「研究のネタになりそうだから」という面が大きかったはずです。</p>

<p>さて、そんなミーティングのうちの一つで、金澤さんが「そもそも評価値って何なんでしょうね？」みたいな問いを発してきました。後から思えばおそらくあまり深い意味はなく、何気なく言ってみただけだったのだろうとは思いますが、私は当時からこの点については持論がありまして、それをここぞとばかり説明し始めました。次のような内容でした：</p>

<p>コンピュータ将棋の２大要素として探索と評価が挙げられますが、このうちどちらがより本質的かというと、探索の方です。評価というのは、探索能力が十分あれば本来不要なものなのです。</p>

<p>仮に、探索が超優秀で、200手先を読めるソフトがあるとしましょう。するとこのソフトには、評価関数は必要ありません。盤面が詰みか否かだけ判定できればそれで十分。適当に（自分が詰まされないように）指しておいて、詰みが見つかったら即勝ちです。（もちろん、相手はそこまで読めない、という前提です。）</p>

<p>では、200手でなく100手読める、ならどうか？この場合、詰みまでは見つからないかもしれませんが、評価は駒得だけあればおそらく十分でしょう。100手読めれば圧倒的駒得になる手順が多くの局面で見つかり、自然と勝勢になっていくでしょう。</p>

<p>つまり探索が十分よければ、評価は要らない。評価関数というのは、アナログレコードやブラウン管TVと同様に、いずれは不要となる技術なのです。</p>

<p>以上、やや極端な言い方ではありますが、私は基本このように考えていました。だからこそ、2008-2012年あたり、他の皆がこぞって評価関数を工夫していた時に、探索をより強化するため、一人荒野を進む感じでFPGA化やクラスタ化をやっていたわけです。</p>

<p>まあそうは言ってももちろん、目先は100手読むことも到底不可能なので、実践的には評価関数は必要です。しかし、上のような極端な状況を想定することによって、質問の「評価関数とは何か」の答えは自ずと見えてきます。</p>

<p>つまり望ましい評価関数とは、「深く探索した時の詰みや駒得の確率を、探索せずに推定した値」であるべき、なのです。</p>

<p>…というような話をミーティングで力説した私でしたが、ここまで話してきて、そもそもの彼らの目的である「研究ネタ探し」を併せて考えると、自然にアイデアが浮かびます。それを彼らに言ってみました。「そういうわけだから、機械学習やるんだったら、深い探索の評価値に今の局面の評価値を近づけるように学習させてみたらどうですか？」これが、この学習法のアイデアが誕生した瞬間でした。</p>

<p>この時の金澤さんらの反応を実はあまりはっきり覚えていないのですが、少なくとも「おお、なるほど、そうか！」と天啓を得たように輝いていた…わけではなかったように思います。（何やこのおっさん、適当に思い付き言ってるだけちゃうんか…）とうさんくさそうな様子だっただろうか？まあとにかく、この場では「なるほどねぇ…　まあもう少し考えてみます」みたいな感じで終わったのではなかったかと思います。</p>

<p>私の方も、「望ましい評価関数のあり方」まではその時より以前からずっと考えていたことでしたが、学習法については全くその場の思いつきで、自信があったわけでは全然ありません。ましてこれが数年後にコンピュータ将棋で主流の方法になる、なんてことは全く想像すらしていません。正直、彼らがこの方法を実際トライしてみるかどうかすら極めて怪しいと思っていました。</p>

<p>ちなみに、「深く探索できれば評価関数は簡単でよくなる」という趣旨の話は、私が考えついたわけではなく、たしか「コンピュータ将棋の進歩」シリーズのどこかに書いてあったはずです。鶴岡さんだったかな？（というか大元は（NDFでなく、金沢将棋の）金沢さん？）</p>

<p>私はこの当時既に、名人をもうすぐ越えられる、あとはクラスタだけやればよく、評価関数の改良はこれ以上は不要、と見切りをつけており、自分でこの先評価関数をいじる気は全くありませんでした。ただ、会社を巻き込んで業務としてやるようになった以上、他の人たちの研究のサポートはしなきゃいけない、だからこっちで自分が汗流す気はないけど、ネタ探しくらいは協力しないとなぁ、くらいの気持ちだった、というのが正直なところですw　この話をした後も、「これでアイデアも出したし、当面の義務は果たしたかな」くらいに思っており、このミーティングの後、そんな話をしたことすらほとんど忘れていました。</p>

<p>そんな風に評価を軽視する立場から現在の評価関数の主流の手法が出てきたという事実は、やや皮肉なめぐり合わせにも思えます。しかしながらその一方、「深い探索の値に評価値を近づける」という発想が、「探索こそが絶対正義。評価はそのイミテーションに過ぎない」とする考え方と方向性が同じであることもまた明白かと思います。そしてこの手法が成功を収めているという事実は、この考え方の正しさを裏付けている、とも言えるでしょう。</p>

<p>その後F研の決定が変わり、将棋はやらないことになりました。金澤さんもこの後は個人の趣味としてやっていくことになりました。彼がその後将棋を続けていることくらいは知っていましたが、私の方はこの頃もう将棋とは距離を置いていたこともあり、あまり手法とか突っ込んだ話は聞きませんでした。ずっと後になってNDFがWCSCに出てこの手法を実装したと聞き、「え！あの時のアイデア、実際にやったの！？」とびっくりしたものです。</p>

<p>私が関わったのはほんとにいちばん最初のこのアイデア出しだけで、その後は金澤さんは私に質問したりすることもなく、全て独力で考えて実装しました。ですから、「1%のひらめきと99%の努力」という言葉がありますけれども、この学習法に関しては99%金澤さんの功績です。私の貢献度はせいぜい1%でしょう。ただ1%とはいえ、自分の出したアイデアが世の中に広まっていくのはやはり喜ばしいものです。</p>

<p>結論：NDFはワシが育てた（ドヤ顏）</p>

<p>この手法、アピール文書を見る限り、ponanza、浮かむ瀬(Apery)、やねうら王など、とても多くのソフトが採用しているようです。この手法を採用しているソフトはもう「伊藤チルドレン」と呼んでも差し支えないのではないかと思っています（煽ってるだけ）</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>将棋プロセサ</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2016-10-06T20:24:05+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e24a.html">
<title>ネット炎上の記録</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e24a.html</link>
<description>先日何気なくツイートしたところ

おいおい、14才でよりによって「AIに奪われる...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>先日何気なくツイートしたところ</p>

<blockquote class="twitter-tweet" data-partner="tweetdeck"><p lang="ja" dir="ltr">おいおい、14才でよりによって「AIに奪われる職業 No.1」に決め打ちしちゃダメだろ。たぶん10年後、遅くとも20年後には棋士は「食べていける職業」ではなくなる。20年後、34才。どうすんの。本人の人生に責任持たない周囲の人が騒ぎ立てて煽るのはどうなのか。</p>

<p>— Eikyu Ito (@aq3948) <a href="https://twitter.com/aq3948/status/772073903413800960">September 3, 2016</a></p></blockquote>
<p><script async="true" src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

</p><blockquote class="twitter-tweet" data-partner="tweetdeck"><p lang="ja" dir="ltr">確か前にも書いたけど、まあ20才過ぎた人が自分で判断してその世界に入るのはしかたないですよ。言っちゃ悪いがどうなろうと自己責任だし。でもまだ判断できない14才の子供をほめ上げて引きずりこんどいて、後で仕事なくなるなら、人の人生をめちゃくちゃにすることになる。それ考えてるの？てこと</p>

<p>— Eikyu Ito (@aq3948) <a href="https://twitter.com/aq3948/status/772084753973387264">September 3, 2016</a></p></blockquote>
<p><script async="true" src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

</p>

<p>どうやら炎上していたようです。将棋クラスタ内で炎上するのは私は慣れているのですがｗ　今回は将棋界を出て一般人へも広がっていたようです。</p>

<p>こういう現象を当事者として経験できるのも、やまもとさんやイケダさんはともかく一般人では滅多にないことなので、せっかくですから記録に残しておきます。</p>]]><![CDATA[<p>私がざっと検索して目についたものだけリンクを列挙しておきます。ただ内容的に重複するものも多い（まとめサイトとかだとよくあるパターン）ので、それらは原則一つしか載せていません。</p>

<p></p>

<p><a href="http://r25.jp/business/00052633/">R25：将棋のプロ棋士は「AIに奪われる職業 No.1」？</a> </p>

<p><a href="http://yaraon-blog.com/archives/91135">やらおん：将棋ソフト作者「プロ棋士はAIに奪われて仕事が無くなるよ」</a> </p>

<p><a href="http://jin115.com/archives/52145805.html">オレ的ゲーム速報@JIN：【炎上】14歳の最年少プロ棋士が誕生！→将棋ソフト開発者「AIに奪われて食べていけなくなるけどｗｗ子供をほめ上げて引きずり込むなよｗｗ」</a> </p>

<p><a href="http://togetter.com/li/1020347">togetter：最年少プロ棋士の誕生に寄せて、中学生で将来の進路を決めてしまうことの是非。</a> </p>

<p><a href="http://i2chmeijin.blog.fc2.com/blog-entry-4369.html">2ch名人：伊藤英紀氏「14才の子供を無責任に煽って『AIに奪われる職業』に引きずりこむのはどうなのか」</a> </p>

<p><a href="https://twitter.com/aq3948/status/772073903413800960">ツイッターのリプライ　その１</a> <br /><a href="https://twitter.com/aq3948/status/772084753973387264">ツイッターのリプライ　その２</a> <br /><a href="https://twitter.com/search?f=tweets&amp;q=aq3948%2Fstatus%2F772073903413800960&amp;src=typd">ツイッターの引用リツイート</a></p>

<p></p>

<p>このうちR25のは、ニコニコニュースやヤフーニュース等何箇所かに転載されています。これらのネットメディア間には記事をシェアする仕組みがありまして、それに乗って拡散しているのでしょう。またやらおんやJINは、その他の中小まとめサイトいくつかに転載されているようです。</p>

<p>私が見つけたのはこんなところですが、「他にこんなのもあったよ！」というのがありましたらご連絡いただけるとありがたいです。（載せると確約はできませんが） </p>

<p>電王戦のイベント関連はともかく、私のブログやツイッターの個人的発言が将棋クラスタ外で取り上げられるのは異例ですね。さすがにやらおんやJINに載ったのは初めてだと思いますｗ</p>

<p>コメントを見てると、中には大変エキサイトしてる方もいらっしゃいまして、「まず君が落ち着け」とペットボトルの１本も渡したくなったりするものも散見されます。</p>

<p>こんなに反響があるとは私も全く予想してなかったですが、まあやはり元のツイートが「不都合な真実」だったんでしょうね。みんな内心薄々そうなのかなとは思ってるが、認めたくはない。他人から指摘されるとムキになって反論したくなる、という。</p>

<p>なお、このエントリに対する煽りコメントは基本公開しない方向でいますのでご了承ください。荒れるのが見えてますのでｗ</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>パソコン・インターネット</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2016-09-11T12:08:37+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/win10100-dd76.html">
<title>Windows10が勝手に起動するのを*100%絶対に*止める方法</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/win10100-dd76.html</link>
<description>私は今年４月にWindows7から10にアップグレードしたのですが、その後さまざ...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>私は今年４月にWindows7から10にアップグレードしたのですが、その後さまざまなトラブルに悩まされています。マウスが動かない、スリープから復帰しようとするとハングする、スリープから勝手に復帰する、…。マイクロソフトにはもう心底頭に来ています。正直10へのアップグレードなどしなければよかったと思いつつ、7に戻すのも面倒なのでそのまま使い続けているのですが、毎日使うものなので、少しでも不具合を減らして使いやすくしようといろいろ工夫してきました。</p>

<p>そんなトラブルのうちの「スリープから勝手に復帰する」について、これまでもググったりしていろんな解決策を試していたのですが、一見うまく行ったように見えてもしばらくすると再発したりして、本当に困っていました。しかし、昨日ついに</p>

<p><span style="font-size: 1.4em;">　100%　絶　対　に</span></p>

<p>勝手な復帰を止める方法を発見しました。同じことに悩んでいる方も多いと思うので、その方法を紹介しておきます。</p>]]><![CDATA[<p>以下、いろいろ前置きから説明していきますが、手っ取り早く対策の中身だけ知りたい方は【対策】のところまで下スクロールしてください。</p>

<p></p>

<p>【問題の定義と対策の必要性】</p>

<p>「スリープから勝手に復帰する」を念のため正確に定義しておくと、「PCに触らないのに、スリープしていたPCが突然起動する」現象を指します。これ、本当に困ります。私のPCはけっこうファンがうるさいので、寝かけてウトウトした時に突然「ヴォオオアアン！！！」と起動しだして目が冴えてしまったことも何度かあります。いちばん頭に来たのは、あと１０分で外出という時に起動したことがありました。外出中にまた起動しては困るのでシャットダウンしようとしたところ、電源メニューが（単なる「シャットダウン」でなく）「更新してシャットダウン」になっており、外出に間に合わなくなりそうです。この時は泣く泣く、「電源ボタン長押し」で強制シャットダウンしました。（たいていのPCは、電源ボタンを５秒程度以上押し続けていると、Windows動作中でも強制的に電源を落とすことができます。これを俗に「電源ボタン長押し」と言います。ただこのやり方だと、ファイルが壊れる危険もあるし、また電子回路に負担がかかってPCの寿命が短くなります。できればやりたくないのです。）</p>

<p>外出中にPCが起動すると困るのか？これ、気にしない人もいるかもしれませんが、実はけっこう危険です。スペックの高いPCだと消費電力もけっこう大きい。電源まわり（ケーブル、コンセント等）のどこかが接触悪くなってたりすると、発熱して火事になる危険性は無視できません。また、ネットに接続している時間が不必要に長いと、それだけ悪意あるハッカーに乗っ取られる可能性も増えます。留守中にPCが起動するのは避けるべきなのです。</p>

<p></p>

<p>【これまでの対策とその失敗】</p>

<p>もちろん私も、勝手な起動に対する解決策がないか、これまでもググって調べたことがありました。同じことで悩んでいる人は多いようで、グーグルで検索窓に「Windows10 か」まで入れると「Windows10 勝手に起動」とサジェストされるくらいです。そうして見つけた対策をこれまでもいろいろ試してみたのですが、効果あるものもあるにはあったのですが、いずれも「100%」ではありませんでした。一時解決したように見えても、しばらくするとまた再発してしまったりする。なぜこうなるのか、これまたかなり悩んだのですが、ある時、以前にシステム設定で確かに対処で変更した項目が、なぜかいつの間にか元に戻っていたということがありました。変更後いじってないし、そもそも自分で変更を元に戻すわけもないので、これはおそらく、Windows Updateで元に戻されたものと思われます。そりゃいくら対策しても再発するわけです。こういうことをWindows Updateで勝手にやるマイクロソフトを私はマジで憎んでいます。もう死んでほしいです。</p>

<p></p>

<p>【「物理で殴る」】</p>

<p>システム設定等の「ソフト的」な対策では、たとえばWindows Updateで戻されたりするとなす術がないわけですが、*100%*勝手な起動を止める方法はあります。それは「電源コンセントを抜く」ことです。デスクトップPCなら、マイクロソフトがソフトでどんな悪さをしようが、電源がなければPCは物理的に起動することができません。私はこれを「物理で殴る」と呼んでいます。</p>

<p>まあ電源を落とさなくても、スリープでなく「シャットダウン」（Windowsボタン～電源～シャットダウン）すれば、実は同じ効果が得られます。Windowsが勝手に起動するのは、スリープするときにある種の細工をPCにしているわけです。シャットダウンというのはWindows自体が完全に終了しているので、当然そのような細工も残っていません。ですので勝手な起動もしません。</p>

<p>ただ、シャットダウンすると、次に起動したときはまっさらな状態から起動することになります。通常みなさん、PCはいくつかのソフトを起動していると思います。ブラウザ、メーラ、エクスプローラ、あとあのソフト、このソフト、…。４つか５つはたいてい開きっぱなしにしているのではないでしょうか。スリープからの再開ならば、再開した時にはこれらのソフトを開いていた以前の状態がそのまま再現します。しかしシャットダウンしたのでは、起動するたびにこれらのソフトを起動し直さないとならないわけです。でいくつかのサイトではパスワードを入れ直したりする必要が出てくる。これはやはりかなり面倒でしょう。</p>

<p>ですので、やりたいこととしては</p>

<p>１）電源コンセントを抜く<br />２）再開したとき以前の状態が再現するようにする</p>

<p>の２つを同時に満たしたい、ということになります。</p>

<p></p>

<p>【対策】</p>

<p>これを実現する方法は、一言でいうと</p>

<p>　　スリープでなく休止にしてからコンセントを抜く</p>

<p>です。</p>

<p>ある程度詳しい人なら、これだけ見れば「あー、なるほどね」とわかることでしょう。そういう方はこの先読む必要はありません。とはいえこれだけではわからない人が大半でしょうから、解説を続けていきます。</p>

<p>まず「休止」って何？ですね。皆さん「スリープ」はご存じと思いますが、これは定義するならば「完全シャットダウンせずにPCを一時的に中断すること」でしょう。例えて言うなら、「眠ること」と言ってもよい（というか英語そのまま）。しかし実は、Windowsが眠るやり方には細かく言うと２通りあります。それが「スリープ」と「休止」です。いわばスリープが「浅い眠り」、休止が「深い眠り」です。（技術的に言うと、スリープではRAMにデータを残しているが、休止はすべてHDDに書き出す…とかいう話なのですが、その辺の詳細は省略します。興味ある方はググればわかると思います）</p>

<p>浅い眠り（スリープ）の方が、眠りに入る時間も眠りから覚める時間も短いです。ただし、寝ている間わずかですが電力を消費します。そのため、コンセントはつながっている必要があります。深い眠り（休止）だと、眠りに入る/眠りから覚める時間はやや長いかわりに、消費電力はゼロです。つまり、コンセントはいらない。なので、コンセントを抜くためには、スリープでなく休止にする必要があるわけです。なおスリープ状態でコンセントを抜くと、シャットダウンしたのと同じ状態になり、次に電源を入れたときは以前の状態は残っておらずまっさらになります。</p>

<p>普通みなさんがWindows10でスリープするときは、Windowsボタン-&gt;電源アイコン-&gt;[スリープ,シャットダウン,再起動]の３つからスリープを選択、だと思います。「休止」というのはどこにも見当たらない。</p>

<p>しかし、システムの設定を少しいじると、ここの選択肢に「休止」も出て４つになります。そのやり方については<a href="http://www.billionwallet.com/goods/windows10/win10_sleep.html"> パソコンのスリープ(スタンバイ)とハイブリッドスリープ、休止状態の違い</a> を参照ください。簡単にメモしとくと、</p>

<p>コントロールパネル&gt;システムとセキュリティ&gt;電源オプション&gt;電源ボタンの動作の変更&gt;<br />現在利用可能ではない設定を変更します&gt;「休止状態」にチェック</p>

<p>ですか。</p>

<p>こうしたうえで、スリープするときは「スリープ」でなく「休止」にして、PCが止まったらコンセントを抜けばよい。再開するときは、コンセントを入れてからPCの電源を入れればよい、というわけです。</p>

<p></p>

<p>【ちょっと便利にする】</p>

<p>対策は基本は以上で、これでもまあまあ使えるのですが、私はもう少し便利にする工夫をしていまして、ついでにそちらも紹介しておきます。</p>

<p>・コンセントを抜くのでなく、スイッチ付きのACタップを使う</p>

<p>コンセントを抜くというのも、大したことないといえばそうなのですが、毎日やるのもちょっと面倒だったりします。私は、実際にコンセントを抜くのではなく、スイッチ付きのACタップにして、スイッチのオンオフでできるようにしています。<a href="http://www.yodobashi.com/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%A0-ELECOM-T-BR04-2620BR-%E5%80%8B%E5%88%A5%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81%E4%BB%98-%E9%9B%B7%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%97-%E2%80%9CColor-Style%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%EF%BC%89%E2%80%9D-6%E5%80%8B%E5%8F%A3-2-0m-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3/pd/100000001001369485/">こんなやつ</a>。1000円前後で買えるようです。私はこれで、机の上でPCの電源コンセントをオンオフできるようにしています。</p>

<p>・アイコンダブルクリックで休止できるようにする<br />いやほんとに大した手間じゃないんですが、Windowsボタン-&gt;電源アイコン-&gt;休止、とやるのもなまけものな私にはつらかったりします。幸い、<a href="https://paso.123net.jp/windowstips/%E3%80%90windows-10%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%80%91%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88/">デスクトップのアイコンをダブルクリックすると休止するようにしてくれるツール</a>がありまして、私はこれを使用しています。</p>

<p></p>

<p>【若干のデメリット】</p>

<p>この対策により、わずかですがデメリットがあります。私はそれほど気にしてませんが、気になる人もいるでしょうからあらかじめお知らせしておきます。</p>

<p>・眠りに入る/眠りから覚める時間</p>

<p>前述の通り、眠りに入る/眠りから覚める時間はスリープより休止の方が若干長くなります。環境によって多少変わると思いますが、私のPCの例だと</p>

<p>＿＿＿＿｜眠りに入る｜眠りから覚める<br />スリープ｜４秒　　　｜１５秒<br />休止　　｜１７秒　　｜５８秒</p>

<p>でした。眠りから覚める（再開する）時間が約１分は多少長く、気になる人はいるかもしれません。私も多少気にはなるのですが、まあ待ってるだけなので、他のことをしてると１分はあっという間なので特に不満というほどではないです。なお私の環境はちょっと込み入った変なこと(*1)をしているので、通常より眠りから覚めるのは長くかかっているはずです。普通の環境だともう少し短いはずです。</p>

<p>　　(*1)Linuxとdual boot環境になっていて、まずgrubが走る。10秒待つとデフォルトのWindowsがブートする。</p>

<p>・再開はキーボードやマウスでなく電源ボタン</p>

<p>これも環境によるのかもしれませんが私の環境では、コンセントを抜かなければ再開時はキーボードで何かのキーを押すかマウスをクリックすれば再開したのですが、コンセントを抜くとキーボードやマウスでは効かず、PC本体の電源ボタンを押す必要があります。これも私はほとんど気にならないですが、PCの配置等によっては不便な人もいるかもしれません。</p>

<p>・ノートPCだと？</p>

<p>ここまで主にデスクトップPCを想定して書いてきました。ノートPCの場合は、コンセントを抜いてもバッテリーがあるので勝手な起動をしてしまう可能性はあります。バッテリーを抜くという手はありますが、毎日やるのはちょっと面倒かもしれないですね。まあノートPCの場合はファンがうるさいということもまずないだろうし、消費電力が少ないため火事の危険も小さいので、勝手な起動の危険は小さいかもしれませんが。</p>

<p></p>

<p>【結論】</p>

<p>以上により、私の環境では</p>

<p>PC使用中断時：　デスクトップにある休止アイコンをダブルクリック -&gt; 17秒待つ -&gt; ACタップのスイッチをオフ<br />PC使用再開時：　ACタップのスイッチをオン -&gt; PCの電源ボタンを押す -&gt; 58秒待つ</p>

<p>という運用になっています。これで勝手な起動を100%根絶できているので、そこそこ便利ではないかと思っています。</p>

<p>この記事によって、みなさんのPCライフから不愉快が少しでも取り除かれることを心から願っています。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>パソコン・インターネット</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2016-08-28T10:37:02+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/sf-4e60.html">
<title>今、最高にシュールでSF的な街：陸前高田</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/sf-4e60.html</link>
<description>少し前にたまたま仙台近辺に行く用事があった。それまで被災地方面に行ったことはなか...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>少し前にたまたま仙台近辺に行く用事があった。それまで被災地方面に行ったことはなかったのだが、この機会についでに見てこようかと突如思い立ち、震災被災地に行ってきた。数か所巡ったのだが、中でも一番印象強かった陸前高田の様子を書き留めておく。</p>]]><![CDATA[<p>陸前高田を行先の一つに選んだのは、ニュースで被災地として名前を聞いた覚えがあって、かつ比較的交通の便がよくて行きやすそうだった、という程度の理由である。というか名前は聞いたことあったのだが、どこにあるのかすらロクに知らなかった。ちなみにここ↓である。なお読みは「りくぜんたかた」らしい（最後濁らない）。</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/alltohoku2mksz_2.png"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/alltohoku2mksz_2.png" title="Alltohoku2mksz_2" alt="Alltohoku2mksz_2" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>メインのアクセスルートだったJR大船渡線は震災以後不通になっていて、今はその代替のBRTというバス路線がある。そのBRTで気仙沼から陸前高田へ向かった。その時持っていった市内の地図を載せておく。</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_2310modsz.jpg"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_2310modsz.jpg" title="Img_2310modsz" alt="Img_2310modsz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>この地図は、震災直後に出た「東日本大震災　復興支援地図」というやつで、各地域でどこまで津波が来たか、が載っている。地図で黄色の部分が津波の来たところだそう。地図中の赤矢印の意味については後ほど書く。</p>

<p>まわりの景色と地図とを比べながらバスに乗っていたのだが、市街地に近づいたあたりからちょっとどこを走ってるのかわからなくなった。地図上にある目印になりそうなものを探すのだが、まったく見当たらないのだ。そうこうしているうちに丘の上で「陸前高田駅」なるバス停（？）に着いた。BRTは基本的にJRの代替で、JRの駅に発着するはずなのだが、着いた所はどう考えても地図にある陸前高田駅ではない。駅も津波被害に遭って移転したのだろうか？</p>

<p>現在地がわからなくては地図が使えず困ったのだが、とりあえず勘を頼りに適当に歩きだした。丘を降りると、こんな感じのところに出る。</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1835sz.jpg"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1835sz.jpg" title="Img_1835sz" alt="Img_1835sz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1837sz.jpg"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1837sz.jpg" title="Img_1837sz" alt="Img_1837sz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>何だろ、これ？防波堤？てことはこの向こうが海なのか？と思って地図と照らし合わせるも、まだ自分がどこにいるのかわからない。なお、見渡す限り、歩いているのは私一人。店はおろか建物すら一切無い。車は時折まばらに通る程度。道を聞こうにも聞きようがない。</p>

<p>もう少し歩くと、「第３ゲート」と書かれたところに出る。こんな看板があった。</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1838sz.jpg"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1838sz.jpg" title="Img_1838sz" alt="Img_1838sz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>地図と照らし合わせてみると、あれ、何となく似ている。いや、似てはいるんだけど…</p>

<p>もう少し行くと、道路がその防波堤っぽいものの上に登っていたので、そこまで行って、さっきの第３ゲートと同じ方向、防波堤もどきの向こうを見てみた。こんな感じ。</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1857sz.jpg"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/img_1857sz.jpg" title="Img_1857sz" alt="Img_1857sz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>ずっと向こうまで何もない。ただ、ところどころ盛り土のように高くなっている。</p>

<p>…ということは、やっぱりそういうことなのか？</p>

<p>つまり、さっきの「第３ゲート」は、上の地図での赤矢印の地点のようなのだ。上の写真は第３ゲートの地点から赤矢印の方向を見たもの、ということになる。看板に見られた道路や地形と照らし合わせると、それ以外に考えられない。</p>

<p>問題は、地図上だと赤矢印の先はずっと市街地のはずなのだが、それはどこへ行ったのか？ということだ。その答えはどうやら、「全部津波で流された」ということのようである。地図で見ると、第３ゲートから海までは1km弱くらいなのだが、その間のエリアが全部きれいに消え去った、ということだ。横浜でいうと、山下公園からJR京浜東北線の石川町・関内駅くらいまで中華街や横浜スタジアム含めて全部なくなったくらい、というと一部の人には伝わるだろうか。</p>

<p>もちろん、震災直後はがれきの山だったのだろうが、がれき撤去だけは５年の間に完了したのだろう。だがその後の建設は始まっていない。それで今はこのような、何もない更地が延々と広がっている、という状況になっていると思われる。</p>

<p>論理的に考えてそれしかない、という結論にはなったものの、これはなかなか衝撃的だった。街ひとつ丸ごと消えるなんてありえるのか？陸前高田の他に気仙沼と石巻も見てきたのだが、どちらも地震の傷跡こそ残っているものの、街の造り自体は震災前と変わっていない。駅も港も市役所も、地図通りの場所にあるのだ。それに比べ、陸前高田はまさに異次元だった。地図がまるで役に立たない。</p>

<p>街ごと流されたのなら、さぞ被害も大きかったのだろう、と思って後から調べたところ、陸前高田市は当時の人口24,000人に対して1,800人が亡くなったそうである。比率としては、40人のクラスのうち3人が亡くなった計算になる。Anotherの3年3組の半分くらいだろうか。いやはやなんとも。</p>

<p>また、これも後で調べてわかったことだが、この写真の土を盛っているのは、街を作り直す前に、また津波が来ても大丈夫なよう、土で「かさ上げ」し、その上に街を作る計画なのだそう。…って、今このとおり何もないまっさらな土地に、また街ができるのだろうか？この様子だと、電気ガス水道等のインフラは全滅で、一から引き直す必要があるだろう。それほんとにやるの？と思ってしまう。</p>

<p>…というような何とも凄まじい状態だったのだが、陸前高田がこのような状況にあるということを私は全く知らなかった。意識高い人々には当然の知識なんですか？いちおう震災後(14年)に発行された旅行ガイドブックを買っていったのだが、その本には残念ながら陸前高田の項はなかった。観光ポイントではないってことか。ちなみにグーグルマップで今(2016/4)見るとこんな感じで、</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/rikuzen_googlesz.png"><img border="0" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/04/27/rikuzen_googlesz.png" title="Rikuzen_googlesz" alt="Rikuzen_googlesz" class="image-full" /></a>
</p><br />
<p></p>

<p>いちおう旧市役所には「旧」とついているものの、旧市街はほとんど震災前のままに見える。しかし実態は、この辺の店とかは今はなーんにも存在しないのである。</p>

<p>ふだんもずっとああなのか、たまたま私が行ったときに工事が休みだったのか知らないが、とにかく人が誰もいない、建物もない、土だけが盛られた風景がずっと続いている、というのはかなりシュールというかある種幻想的であった。また不謹慎と言われそうだが、あれだけの光景はなかなか見られないと思う。よくSF映画などで、核戦争とかそういうので人類がほぼ滅亡し、一人生き残った主人公が廃墟に立ち尽くす、みたいな場面があるが、あんなイメージ。オリジナルの「猿の惑星」のラストみたいな。</p>

<p>国内で比較的これに近いイメージの場所というと、おそらく鳥取砂丘ではないだろうか。といっても私は鳥取砂丘に実際に行ったことはなくて、「こんとあき」で読んだくらいなんだけれども。グーグルマップで見たところ、面積的にも鳥取砂丘と流された旧陸前高田市街は同じくらいのようだ。行ったことある人は鳥取砂丘を思い浮かべるといいのかもしれない。</p>

<p>実際、今の陸前高田の景観は、鳥取砂丘と同じかそれ以上の観光的価値があるんじゃないかと思う。しかしながら前述の通り旅行ガイドにもスルーされており、私もたまたま酔狂で寄ってみたから偶然目にしただけで、多くの旅行者は存在にすら気づかないだろう。これはちょっともったいない気がする。</p>

<p>今の陸前高田はご覧の通り何もないが、たぶん数か月のうちには復興と称して建設が始まるのだろう。見に行くなら、何もない今のうちがオススメ。「被災地にそんな物見遊山気分で行っていいのか？」などと思う人もいるかもしれないが、現地の人たちも（おそらく）変に遠慮して避けられるよりは、来てもらって多少でもお金落としてってくれた方がいいのではないだろうか。野次馬根性な皆さんは今すぐ陸前高田へGO！である。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>旅行・地域</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2016-04-27T22:40:45+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/fx-f55d.html">
<title>FXや株の自動取引ツールの作り方</title>
<link>http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/fx-f55d.html</link>
<description>私はFXやら株やらの投資に多少手を染めているのですが、一時期その自動取引をするツ...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>私はFXやら株やらの投資に多少手を染めているのですが、一時期その自動取引をするツールを自作したことがあります。先日やはり自動取引に興味のある方とその話をしていたのですが、自動取引のやり方というのはどうもあまり知られていないようです。Web製作サイドでは割と一般的な技術を使っているだけ（だと思う）で、そんな大したことをやってるわけではないのですが、その業界以外ではたしかにあまり知られていない技術かもしれないので、参考にされる方もいるかもしれないと思い、ご紹介しておきます。
</p>]]><![CDATA[<p>世の中にはFXや株の自動取引ツールというものがいくつか出回っています。FXだとMetaTraderというのが有名です。ただ、どのツールも大体、為替なり株価なりの時系列情報だけを用いた単純なテクニカル分析を対象としており、いろんな情報源を利用してある程度複雑なロジックを実現することは（私の知る限り）できないはずです。そのようなことを実現しようとすると、ツールを自作する必要があります。</p>

<p>自動取引のツールが行う処理には、おおむね以下の３つがあります。</p>

<p>・データ収集（スクレイピング）<br />・売買判断<br />・取引実行</p>

<p>このうちスクレイピングについてはいろいろ他に情報源があるのでここでは触れません。ググればいろいろ情報が出てきますが、ここではいちおう参考書として以下を挙げておきます。この本ではたとえば、Yahoo!ファイナンスから株価のデータをとってくるライブラリ、なんてものも紹介されています。<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4797380357">Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例</a> </p>

<p>また売買判断については、FXと株でも違うし、そもそも自動取引をやりたいという人は、取引手法に関するなにがしかの自分なりのアイデアがあって、それを試したい、という人だと思いますので、これにも触れません。というかそもそも私も必勝の売買判断法を知ってるわけでもありませんし。</p>

<p>ということで本記事では、取引実行の部分に関してのツールの作り方を紹介します。売買判断のアルゴリズムは作れる/作りたいけど、どうやって取引を自動化すればよいのかわからない、という人が想定読者です。前提とする知識としては、FXなり株なりの知識の他に、プログラミング言語とHTMLの基礎知識（そんな高度な知識がいるわけではありませんが、入門書程度は）。あと、VPSでツールを動かすためにサーバシステム(OS)の基礎知識も若干必要です。ここでは私が使っている関係で言語はruby、OSはLinuxを例にとって説明していきますが、たとえばpythonとWindowsとかでも同じことができると思います。</p>

<p>【概要】</p>

<p>基本的なアイデアとしては、「通常は人が手で行うブラウザの操作を、プログラムで実行する」というものです。人がたとえばFXの取引をするとき、ブラウザ上でまず取引業者のサイトに行き、ユーザネームとパスワードを入れてログインボタンをクリックします。それから、価格ボード上の価格を見ながら、タイミングを見て、通貨・枚数・売りか買いか・注文種類（通常/IFDone/IFD-OCO/…）・成り行きか[逆]指値か・[逆]指値ならその価格、といった情報を入力/選択して、注文ボタンをクリックします。要はこういった一連の動作を、手でやるのでなくプログラムから実行できればよいわけです。</p>

<p>これを実現するには、以下の３つのツールを使えばできます。<br />A. Selenium webdriver<br />B. Selenium builder<br />C. Firefox付属の開発ツール（インスペクタ）</p>

<p>このうち、Aがメインのツールで、ブラウザの操作をプログラムで実行/自動化するものです。BとCは、個々のブラウザ操作をプログラムに「翻訳」する作業を簡単化してくれるヘルパーツールです。なおブラウザは、たしか他のブラウザ（Chromeとか）も使えると思いましたが、これまた私が使ってるという関係でFirefoxを前提に説明していきます。では順番に、これら３つのツールがどんなものか、何ができるのかを説明していきます。</p>

<p>【Selenium webdriver】</p>

<p>例として、次のような一連の動作を考えます。</p>

<p>1. Googleのページに行き、<br />2. 検索窓に「FX　自動取引」と入力し、<br />3. 「検索」ボタンをクリック<br />4. 検索結果のいちばん上のリンクのタイトルを表示する</p>

<p>これを実行するrubyプログラムは以下のようになります。</p>

<p>1 require 'rubygems'<br />2 require 'selenium-webdriver'<br />3 wd = Selenium::WebDriver.for :firefox<br />4 wd.get(&quot;http://www.google.co.jp&quot;)<br />5 wd.find_element(:id, &quot;lst-ib&quot;).click<br />6 wd.find_element(:id, &quot;lst-ib&quot;).clear<br />7 wd.find_element(:id, &quot;lst-ib&quot;).send_keys &quot;FX 自動取引&quot;<br />8 wd.find_element(:name, &quot;btnK&quot;).click<br />9 sleep 3<br />10 s = wd.find_element(:css, &quot;#vs0p1c0&quot;).text<br />11 print s<br />12 wd.quit</p>

<p>各行の左端の数字は説明のためにつけた行番号で、実際のプログラムにはないです。1、2行めはおまじないで、とりあえずこうするものだと思ってください。3行めが”webdriver”なるものを用意します。これが「ブラウザを操るもの」になります。4行めでGoogleのページに行きます。5-7行めのfind_element()が検索窓のHTML中の位置を見つけて、内容をクリアした後、send_keys()でそこに文字列を入れます。8行めで検索ボタンをクリック。少し待ってから、10行めで、最初のリンクのタイトル文字列の情報を抽出します。</p>

<p>細部はともかく、なんとなく直感的に何をやっているかわかるのではないでしょうか。意外と簡単そう、と思っていただけるのではないかと思います。このrubyプログラムをターミナルから実行すると、firefoxのウィンドウが立ち上がり、Googleページを表示します。そして検索窓に「FX 自動取引」の文字が入力されていき、続いて検索ページに飛びます。それから最初のリンクのタイトルがターミナルに表示されて終了します。まさに、手でやることをそのままプログラムでやっている感じです。</p>

<p>Selenium webdriverのインストール方法や概要についてはこの↓あたりを参照ください。<br /><a href="http://qiita.com/tomerun/items/9cb81d7a98150ff22f53">RubyでSeleniumを使ってスクレイピング</a></p>

<p>難しそうなのは、find_elementで要素を指定するのを具体的にどうやるのか、クリックはclickとわかったけど、ラジオボタンやら選択リストから選ぶのはどう書けばいいのか、などが気になると思います。これに答えるのが、次のSelenium builderとFirefoxインスペクタです。</p>

<p>【Selenium builder】</p>

<p>これはFirefoxのプラグインです。インストール方法や概要、使用法についてはこちらの記事を参照ください。<br /><a href="https://cloudear.jp/blog/?p=1042">Selenium Builder で UIテストを高速化</a> </p>

<p>要するにこれは、ブラウザ上でクリックしたり文字列を入力したり選択リストから項目を選択したりすると、それに相当するプログラムの文を出してくれる、というものです。上のrubyプログラムの例だと、1-8行めは自分でrubyを書かなくても、ブラウザ上で操作さえすれば、Selenium builderがrubyを書いてくれるのです。はっきり言って超スグレモノのツールです。</p>

<p>【Firefox インスペクタ】</p>

<p>インスペクタは、Firefoxに標準で入っている開発/デバッグ用の機能です。<br />入力に伴う操作に関してはSelenium builderにお任せでほぼ問題ないのですが、入力操作がなく、情報を見るだけの部分にはインスペクタを使います。上のGoogleの例だと、10行めのリンクのタイトルをとってくる部分です。自動取引ならば、時々刻々変化する価格をウォッチしつづける必要があります。上のGoogleの例の10行めでは、最初のリンクの位置を “#vs0p1c0” で指定していますが、見たいページ上の場所の位置情報をどうやって知るか？です。</p>

<p>これも実はかなり簡単にできます。Firefox上でページを開き、知りたい情報（価格等）の上にカーソルを置いて右クリックします。メニューの中の「要素を調査」を選択します。するとFirefoxのウィンドウ中にインスペクタのペインが開き、その要素に対応するHTMLの行がハイライトされます。こんな感じ：</p>

<p></p>

<p><a href="http://aleag.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2016/02/23/firefox_inspector.png" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=1573,height=1062,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img border="0" height="67" width="100" alt="Firefox_inspector" title="Firefox_inspector" src="http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/images/2016/02/23/firefox_inspector.png" style="display: block; margin: auto;" /></a>
</p>

<p></p>

<p>更にそのハイライトされた部分にカーソルを動かし、また右クリックをすると、メニューに「一意なセレクタをコピー」というのがありますのでそれを選びます。それをどこかに貼り付けると、要素のCSSセレクタが得られます。これをfind_element()の引数に与えればよいわけです。</p>

<p>以上のようにして、Selenium webdriver、Selenium builder、Firefoxインスペクタを組み合わせて使うことで、取引に必要なブラウザ操作をプログラムで実現できることがおわかりいただけたと思います。あとは、自分の使っている取引業者のサイトに合わせてプログラムを作って、運用するだけです。</p>

<p>【24時間運用】</p>

<p>基本は以上ですが、もう１点、実際に運用するにあたって便利なtipsを書いておきます。<br />FXをやるなら、できれば月曜朝から土曜朝まで5日間24時間ノンストップで動かしたいでしょう。自宅のPCからではいろいろ不都合があるので、VPSで走らせるのが何かと便利です。私がやっていたときは、cronで月曜朝に起動し、ruby中で土曜朝になったら終了するようにして運用していました。</p>

<p>しかしVPSでSelenium webdriverを動かすには問題がひとつあります。VPSではコンソールがなく、通常sshでリモートで入って作業します。これを”headless”と言います。Selenium webdriverはfirefoxのウィンドウを出すので、出し先のディスプレイを用意する必要があります。何もせずに動かすと”Can’t Open Display”となって、webdriver起動のところで異常終了してしまいます。</p>

<p>この対策には、Xvfbというツールを使います。Xvfbのインストール方法や使用法はこの記事あたりを参考にしてください。<br /><a href="http://www.bunkei-programmer.net/entry/2014/10/16/015439">xvfbとfirefoxでseleniumをヘッドレスに起動する手順</a></p>

<p>xvfbは「仮想フレームバッファ」と呼ばれるもので、つまり仮想コンソールです。ディスプレイはないんだけど、あたかもディスプレイがあるかのようにディスプレイへの表示コマンドを扱うものです。文字列を/dev/nullに出力するような、というか。これによってheadlessでもwebdriverが動くようになります。</p>

<p>xvfbを起動する際、たとえば”:9”のような引数を与えて、仮想ディスプレイを９番とします。で、rubyスクリプトの最初で<br />ENV[“DISPLAY”] = “:9”<br />のようにしておけば、firefoxウィンドウはその（仮想の）９番ディスプレイに出力され（たことになり）、問題なく動きます。</p>

<p>【注意事項】</p>

<p>最後に、注意点をいくつか挙げておきます：</p>

<p>・取引サイトによっては、Flashを使うサイトがあります。ここで述べた手法では、Flashには対応できません。（Flashでも似たようなこと（自動操作/情報抽出）ができるのかもしれませんが、私はやり方を知りません。）サイトによっては、基本はFlashのインタフェースだが、Flashのないブラウザ向けにFlashなしのインタフェースがあるようなサイトもありますので、そういうときはFlashなしの方を使うとよいでしょう。</p>

<p>・取引業者の規約を守ってください。業者によっては、自動取引は禁止、と明確に書いているところもあります。また現状禁止してない業者も、自動取引を行うユーザによって何か迷惑をこうむるような事態になれば、規約を変えて禁止することもありえます。特に危険なのは、ひんぱんに取引やアクセスをすることでサイトに負担をかけることです。これが業者にとっていちばん迷惑なので、絶対にやめましょう。アクセスはある程度間隔を置くこと。私がやっていたときは、いったんアクセスしたら次のアクセスまでは10分待っていました。スキャルピングのような手法は避けた方がよいでしょう。</p>

<p>・本記事の内容は無保証です。本記事を参考にした結果として、取引での損失等含め何が起ころうとも、私は一切関知しません。自己責任でお願いします。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>パソコン・インターネット</dc:subject>

<dc:creator>A級</dc:creator>
<dc:date>2016-02-23T18:52:31+09:00</dc:date>
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